『いくお〜る』誌上の「図書紹介」がウェブにも登場しました! ここでは聴覚障害関連の書籍をご案内しております。

日本語字幕付きのDVD(ビデオ)、聴覚障害者役が出ている作品も少しずつご紹介します。

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BOOK

4月号(No.78)掲載

2月号(No.77)掲載

10月号(No.75)掲載

8月号(No.74)掲載

6月号(No.73)掲載

4月号(No.72)掲載

2月号(No.71)掲載

12月号(No.70)掲載

10月号(No.69)掲載

8月号(No.68)掲載

6月号(No.67)掲載

DVD

ろう者役のある作品

日本語字幕付き作品

 8月号(No.68)掲載
ほちょうきとりて
特定非営利活動法人
 みやぎ・せんだい中途失聴者難聴者協会/編・発行
  131頁 700円
(送料別)

この印象的なタイトルは、同会会員だった故・安斉みどりさんの短歌「補聴器をとりて奈落の静けさに眠る幸あり難聴の吾」からとったという。聞こえない心の「奈落」を知る者にとっては、ただ黙って見過ごすことはできない。本書は同会の多くの会員が、一度は失聴に閉ざされた心を開いて書かれた原稿をもとに、作成された。
中途失聴・難聴者が社会の中で感じている、数多くの戸惑い、頼りなく揺れ動く心理が、1頁十数文字から200文字程度で読みやすくまとめられている。皆さんの勇気に、拍手!(O)

問い合わせ先:
 NPOみやぎ・せんだい
 中途失聴者難聴者協会
 事務局
FAX: 0223-34-7692
のぞく
天野祐吉/文 後藤田三朗/写真 大社玲子/絵
40頁 福音館書店 1,470円

写真集? それとも絵本? 他の本とは違った趣きである。写真の後藤田三朗さんは、3歳の時に失聴。写真家として活躍しておられる。
「のぞく」というテーマだけあって、興味を惹かれる。人間は昔から穴があったら覗きたくなるらしい。私も目の前に穴があると必ず覗いてみたくなる性格である。本書を読んで、いや見て、私も何故か引き込まれてその場にいるような錯覚に陥った。ユーモアと意外性があり、心が和んでくる。今は亡き井上孝治さんの写真集「想い出の街」を彷彿とさせる何か、心の温かさがある。癒し系の本としてお薦めである。(M)

全通研学校講義集2 ていねいな相談活動とは
窪田暁子・市川恵美子・玉井邦夫/著          194頁 文理閣 950円

全国手話通訳問題研究会(全通研)会員が手話に関して理論的学習することを目的として行われた講演集の2巻目。今回は相談活動をテーマにしている。
『専門家による「よい相談」とはどういうことなのか』『手話通訳者がろう者からの相談を受けた事例と通訳者に求められる姿勢』、『障害を持つ子本人だけでなく、家族に対しても発達支援していくことの重要性』等について、わかりやすい語り口でまとめられている。相談活動の難しさを痛感。手話通訳者や聴覚障害者に関わる職業の人に必要なスキルではないだろうか。聞こえない子どもを持つ親にもヒントとなるのでは?(Y)

会社で使う手話 仕事の基本を手話で学ぼう  秦 政/監修 288頁 UDジャパン 1,575円

会社で使われている言葉とその手話表現。聴覚障がい者本人及び、一緒に仕事をする人が知っていてほしい手話が巻末索引の見出し語で約450語収録。手話指導は高桐尊史・塩谷武志氏。ビジネスに関わる手話を、単語中心に全て動きの説明付き写真でまとめており、実践的な内容となっている。
情報障害でもある聴覚障がい者が、手話を主体に会社や仕事に関する基本的な、重要な事項を理解・復習するのに適している。聴覚障がいについての解説やコラムを交えていて、人事担当者や関係者の理解を深めるのにも適した作りになっている。就職活動に必携だ。(U1)

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