【2006.8.25】MINAのコラム　第10話


脳裏を駆けめぐる歌


最近、ろうの友人が、iPodでイヤホンの代わりにM-リンクを使って
音楽を聴いているのを見て
（メロディとして部分的に聞こえている程度だと思う）、
「なるほど!　そういう使い方があったか!」と感心したことがある。

M-リンクを使うには、補聴器にTまたはMT（耳掛型補聴器は大体ついている）があれば使える。
私の補聴器は残念ながらCICタイプで、磁気コイル（T・MT）がついてないので使うことができず、くやしいと思ったものだ･･･。

とにかく、聞こえない、聞こえにくい人の間でも音楽が好きな人は多い。

私は大好きというほどではないけれど、本当に気に入った歌はとことん
繰り返し聴いてメロディを頭にインプットしてしまう。
歌詞が好きというより、メロディから入りそれから歌詞はなんだろう?　と思ってCDをレンタルするか、気に入れば購入する。

なぜか日本のアーティストはどうしても歌詞が気になってしまい、メロディに入れないのだ。
だから言語のわからない海外の歌が多い。
（ただしZOOの「YA-YA-YA」「Choo Choo TRAIN」は別。これもメロディがとても気に入っている）

その中で私の一番のお気に入りの歌は「ROAM」。

アメリカのThe B-52’sが歌っているもので、もう17年前のだ。

テレビ東京で終了しているが「SKI NOW」という番組の中で、青空をバックに雪山を滑降している映像に、この歌が流れたのだ。
あんまり映像にメロディがはまっていて気持ちいいものだから、思わず右下に出ていたアーティストと曲名をメモって、翌日、池袋のWAVEへ出かけて30分かけてCDを見つけ出した。
それから毎日飽きずに聴きまくり、歌も覚えてしまった。

今では、暑い盛りと11月頃になると、雪山の滑降シーンとこの歌が脳裏をいつも駆けめぐっている。
たぶん夏は涼しさを感じようと必死になっているんでしょうねぇ（笑）。
11月頃はスキーシーズンが近いのでこの歌でワクワクしている。
ちなみにRoamは「放浪する」という意味。スキーと関係ないよねぇ･･･。



（8/24記・MINA）

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