【2005.12.27】オ〜ガワのコラム 第3話
『
Aさんのこと 』
秋が深くなった時期、研究会にオーストリアからのお客様がいらっしゃいました
金髪美人のAさんです。
Aさんご自身、難聴者です。
日本の聴覚障害者向け福祉機器に関心を持って、ご覧いただきました
以前京都の大学に3年間ほど留学されていたそうで、日本語もスムーズです!
今回は卒論作成のため、三カ月間来日、12月に帰国されました。
彼女はNHK大河ドラマの「義経」ファン!日本のテレビ字幕に
感激していました。
「漢字は難しい」と言われますが、かなり読めます。
寺社めぐりが趣味とかで、あとは狂言が好きとか。
日本のことはマンガで覚えたそうです。
(「闇の末裔」というマンガのファンだと言ってましたねえ・・・)
阿部晴明とかの陰陽道とか式神とか、そっちの知識が多少あるオ〜ガワも
たじたじでした。
ろう者の出るマンガを紹介したら喜んでメモしてました。
オーストリアでは、テレビに字幕はありますが、日本の多くの地域と同様、まだアナログ放送で、テレビをつけてから字幕が表示されるまで時間がかかるそうです。
また残念なことに、オーストリアでは、聴覚障害者は露骨なさげずみの対象となっているとも聴きました。
聴覚障害者の団体活動もあまり活発ではない様子です。日本に来て、皆さんの温かさがうれしい、とのことです。
ころころとよく笑う、とても楽しいAさん、クリスマスカードありがとうございました。また来てくださいね!
この日は韓国・ソウルろう協のお客様やアメリカのデフも来社、
とても国際的な一日でした。
【写真:
Aさんのイヤモールド。プラスチック製品のアレルギーだそうで、金属コーティングされたものを使用していました。】
(12/27記・OGAWA)
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