【2005.10.21】オ〜ガワのコラム 第1話
『いくお〜る編集長のオ〜ガワです。


「いくお〜る編集長のオ〜ガワです。」
というと、 『いくお〜る』誌面に出てくるぽっちゃりした似顔絵のおっさん!と思う方もいらっしゃるかもしれません(画像参照)。
似顔絵、実はあまり似てません。描いた人の腕のせいではなく、オ〜ガワが最近激ヤセしたからです。昨年夏の最高88キロから今は68キロに、ウエスト94センチのズボンが、今では79センチに。この4月に慢性膵炎が見つかったので、食事制限した結果です。医師の勧めに従って、肉や油、乳製品や刺激の強いものはほとんど食べていません。
もちろんアルコール厳禁です。厳禁でも元気です。ヘ(__ヘ)☆\(^_^;)
身軽になって元気も戻ってきましたが、たまにちょっと食べ過ぎたりすると、体が
おかしくなってしまいます。気力減退、嗜眠状態、腹部違和感、などなど。健康でスマートでいたければ、普段食べるものにも気を使わなければならないのですね。ジェット機食いでエネルギー摂取!とか思っていたオガワには、食生活のコペルニクス的転回でした。これで長生きできるかな。

長生きといえば…。

子どもの頃は、大人になったオ〜ガワ、43歳になったオ〜ガワなんて想像できませんでした。大きくなった自分が何になるのか、ずっとわからないままでした。高熱か抗生物質の注射が原因で難聴になったらしいのですが、4歳の頃にはもう聞こえなくなっていました。手話も全く知らなかったので、フルエントリーなコミュニケーションをした記憶がないまま大きくなったのです。聴者とはちょっと違う、でもどうすればよいのかわからない、というジレンマの中で、自分が何になるのか、どんな生き方をすればよいのかなんて、ほとんど想像もできませんでした。

明治の文豪・夏目漱石は、「こころ」「それから」「門」の三部作で、苦悩する近代知識人の生き方3態を「自殺」「隠者」「宗教」で示していました。中学生の多感な時期に、図書館でひとり漱石を読みふけって、オ〜ガワもこのどれかの道を行くしかないのかな、と真剣に思い悩んでいた時期がありました。

人と意思疎通するのは、今でも苦手意識が先に立ちます。
こんなオ〜ガワが、いっちょまえに『いくお〜る』という情報誌の編集長をしていられるのは、なんとも不思議です。今はきっと、人生の長い長いリハビリをしている途中なのです。体は1年でスマートになれましたが、コミュニケーションのリハビリは生涯続くのでしょう。 同様に孤独に苦悩する「聞こえにくい」仲間は、オ〜ガワの周りにもたくさんいます。


「いつも彼らのことを忘れずにいたい」

これがオ〜ガワが活動をしたり、『いくお〜る』を作ったりする、原動力になっています。泥縄的な生き方をしてきたオ〜ガワですが、自分を信じて、あきらめなければ必ず成功する!という信念だけは、なぜか持っていました。

そんなオ〜ガワの『いくお〜る』仕事中のふとした雑感等、書いていきたいと思っています。本誌ともども、よろしくおつきあいください。


(10/20記・OGAWA)

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